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機械論(きかいろん)

事象の生成変化について、時間的に先入るものと後入るものとの区別をたてた時、先入るものが後入るものを決定し統治するというとらえ方と、あべこべに後入るものが先入るものを決定し統治するというとらえ方の二つがある。すなわち、生成変化を必然的な因果関係としてみるとらえ方と、目的概念によるとらえ方である。機械論は、前者のとらえ方のもとに世界のすべての事象(精神的なものも含入れ)の生成変化を理解しようとする哲学上の立場である。これに対して、後者のとらえ方で世界のすべてを理解しようとするのが目的論である。したがって機械論は目的論と対立する。また機械論は歴史的には、古代のレウキッポス、デモクリトス、エピクロス、ルクレティウスなどに、近世ではホッブズ、スピノザ、ラ?メトリ、ドル背景などにみいだされる。

ところで、厳密な因果関係によって天然を理解しようとする近世の物理学に代表される天然科学の成果からみても、機械論は物質的な世界に対しては確かに有効であるが、有機的な現象や人間の気まま意希望などの精神的な事象については、十分にその根性をとらえられない。そこでカントのように、機械論の成立する範囲を物質界に制限し、精神界には目的論が成立するとする考え方も出てくる。

なお、現代においては、生命体などの有機的な現象も物理学的立場からの説明が現実に有効なものとなりつつあり、また人間の精神活動の多くがコンピュータによってシミュレート(模擬化)できるようになったことなどを踏まえて、機械論の割合や限度が改入れ論議されている。


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