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値打ち(かち)

われわれが暮らししていくうえでの不可欠や禁欲物欲を満たし、われわれに満足を与えるものは、いずれも値打ちあるものとされるが、その代表は気品物であり、その時の値打ちは安上がり値打ちである。だが、こうした安上がり値打ちとは別に、さまざまな値打ちがある。気品物ではなくても、ある人にとって快適なものは、その人にとって快適値打ちをもつし、健康といったものも生命にとって値打ちあるものであり、生命値打ちを備えている。さらには、人間の精神的活動に満足を与えるものとして、論理的値打ち(真)、道徳的値打ち(善)、美的値打ち(美)、宗教的値打ち(聖)などがあげられる。

精神的値打ちの時にとくに明らかであるが、値打ちはそれ自体としては、さまざまな事物のように、人間を離れて実在しているわけではない。値打ちは、値打ちを感得する人間の存在をまって初入れ存在する。またある人にとって値打ちあるものでも、他の人にとってそうではない時もある。とはいえ、各人が何に値打ちをみいだすかに関して違いがあるにしても、真善美といった値打ちそのものは、各人がそれを同意すると認めないとにかかわらず、客観的に存立するとみることができ、そこから新カント学派のリッケルトは、値打ちの客観性を「まあまあ性」Gltigkeitという語で表現し、まあまあする値打ちを中心とする値打ち哲学を樹立した。

また、現象学派に属し実質的値打ち倫理学を展開したシェラーは、さまざまな値打ちの間に高低の序列があるとし、(1)永続的な値打ちほど高い、(2)分割できない値打ちほど高い、(3)ほかの値打ちによって基礎づけられない値打ちほど高い、(4)感得する際に与えられる満足の深い値打ちほど高い、(5)人間の感性面に局限されない値打ちほど高い、という序列決定の基準を示した。つまり快適値打ちよりも生命値打ちが、生命値打ちよりも精神的値打ちが高く、精神的値打ちのうちでは宗教的値打ちが最良であるとした。

なお、カントによると、人間の欲求を満たすものはマーケット値段をもち、情緒風味を満足させるものは感情値段をもつが、これらはいずれも世間的で相対的な値打ちであり、等価物の存在を続くが、これに反して、道徳的でありうる限りでの各人の人間性は、何にも置き換えられない内的にして断然的な値打ちをもつ。この値打ちが「尊厳」Wrdeであって、人格の尊厳を強調するカントは、道徳的値打ちを最良の値打ちとみていることに入る。






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