へっどらいん

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ペシミズム(ぺしみずむ)

厭世(えんせい)観、または厭世主義、悲観主義と経緯される。「劣悪」を意風味するラテン語pessimumに由来することば。オプティミズム(最高観、楽天主義)の逆。この地上は悪が統治していて、生きる限り人はこれを根絶やしできないという考えで、度々人生は生きるに値しないという思想に発展していく。紀元前6世紀のギリシアの詩人テオグニスは、「地上の人の世に天性ず、きらめく昼間の時間の光を見ず、それこそすべてに勝りてよきことなり。されど、天性しからにはいち早く死の神の門に至るが次善なり……」と歌っている。

善と悪、光と闇(やみ)という二つの実在を極端に対立させる二元論信仰は、必然的にペシミズムに導かれる。地上における肉体的生存そのものが悪であり、穢(けが)れである以上、人間はこの世に生きる限り救われがたいことに入る。肉においてこの世にある限り人間は生殖と死の法則に隷属し、暗黒の世界を抜け出すことができない。この世に救いがあるとするならば、それは死においてだけであろう。死によってだけ、生誕の罪は償われ、一者のなかに、光明に包まれた不分離のなかに、霊魂が生き返ることができる、ということに入る。

このような厭世思想は、霊肉分離的なオルフィズム(神話上の詩人オルフェウスの創始と伝えられる古代ギリシアの密儀宗教)の教えの影響を浴びたギリシア人のうちに、度々認められる。近代においてペシミズムの哲学を説いたのはショーペンハウアーで、彼によれば、世界は不合理で、盲目的意希望が左右している。人生は苦であり、これからの解脱(げだつ)は、無料、悦楽追求のむなしさを悟り、一番欲求のコンディション、すなわち、全き意希望否定によって、現象世界が一番に帰するニルパブナ(涅槃(ねはん))の境界地に達することによってだけ可能であるというのである。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

哲学  哲学的  論理学  記号論理学  宗教学  宗教学 大学

Author:哲学 哲学的 論理学 記号論理学 宗教学 宗教学 大学
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。