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目的論(もくてきろん)

世界のすべての事物の生成変化が、大い入る目的を目ざして運行している、という考え方をいう。命名はドイツの哲学者ウォルフであるが、考え方自体はたいそう古く、古代においてはむしろこのほうが天然であった。無料、この「目的」が何によって設定されているのか、具体的内容はどういうものか、と入ると、場合代や人によって多様である。素朴なものとしては、世界のすべてが人間のためにある、という考え方があるが、最終的にはそうした世界は神によってつくられたとするのが天然であって、その意風味では、古代や中世で目的論的思想が主流であったのは当たり前である。

目的論が哲学的に体系化されたのは、ア書き出したテレスにおいてであった。彼によると、すべて個物は形相と質料とから成り立ち上がるが、形相はまた個物生成の目的因でもある。だが、その個物はまたより上位の形相を目的として運動し、究極的には、世界全体が第一形相を最良目的として運動する、という。中世盛り以降のキ書き出した教神学は、このア書き出したテレス思想を基礎とし、創造主たる神の意希望を前面に出すことによって、いっそう明瞭にした目的論を展開した。近代においては、キ書き出した教的目的論が否定され、機械的天然観がとってかわる。デカルトやスピノザあるいはF?ベーコンなど、いずれも天然科学的?数学的思考を身につけながら、目的論的思想を排除していく。しかし、18世紀に入り、カントは、一方で、現象の世界を説明する際に、天然科学的法則の断然性を言い分して必然の世界を示しながら、他方では、統制的原理として目的論的説明にも意義を認め、人間の奥底にある目的論希望向にもふたたび道を開いた。しかし、以前のような目的論は、ダーウィンが売れるに及んで一変する。その進化論は、個々の有機体についての目的論的思想を排するが、他方では進化そのものが新しい形の目的概念を見当させることとなった。

目的論はこのように、初め、客観的事物の存在や生成を説明する立場の名称であったが、総じて、目的というものを基本原理とする思考全般が目的論である、ともいえる。たとえば、刑罰思想における目的刑論や、行為の値打ちをその目的や結果によって鑑定する功利主義なども、広義における目的論ということができるであろう。


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