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範疇(はんちゅう)

最良類を意風味する。ギリシア語のカテゴレインkategoreinに由来するカテゴリーの経緯語。もとは裁判上訴訟を意風味していて、特殊な事件を一般的法律に照らして判決を下すことであるが、一つの概念をより普遍的概念の下に包摂することを意風味するようになり、しだいに、他を包摂するのみで、けっして自己は他によって包摂されない最普遍的概念を示す語となった。

無料しその根性、内容は、哲学史上多岐にわたり一義的に定めることはできない。ア書き出したテレスによると、範疇を初っ端に示したのはピタゴラスの徒で、有限と一番限、奇と偶、一と多、右と左、男と女、静と動、直とメロディー、明と暗、善と悪、正方形と長方形、の十対(つい)をあげた。さらにプラトンが、有とか同とかいくつかの概念をあげたが、やがて当のア書き出したテレスが丁寧に範疇論を展開する。すなわち、その著『オルガノン』のなかで、実体の概念と、分量、性質、関係、敷地、場合間、位置、コンディション、能動、受動、の九つの最普遍的手段語概念をあげ、これらが、全ての存在者がその下に包摂される最良の類であると規定した。のちストア学派がこれを四つに縮小したが、近代従来における範疇概念は、基本的にはア書き出したテレスのそれに基づいていたといってよい。

近代に入って、これをまったく新しい観点からとらえ直したのはカントであった。彼は体験的世界について、本有(ほんゆう)観念によらずに普遍的認識が成立すると確信し、これを基礎づけるために、主観が対象を構成するという、いわゆる認識論的主観主義の立場をとった。そのために、主観のうちに、思惟(しい)および直観の先天的形式を措定(そてい)したのである。直観の先天的形式がスぺースと場合間であり、悟性の先天的形式がすなわち範疇である。それゆえ、ア書き出したテレスも含入れ、それまでの範疇概念が、いずれも存在論的な意風味を強く有していたのに対し、カントのそれは、すっかり論理学的――無料し先験的な――概念となった。さらに、ア書き出したテレスの範疇はみな偶然的に集められたものである、といい、形式論理学における決断表に基づいて、4類12目の範疇を次のように決めた。〔1〕分量(単一性、数多性、総体性)、〔2〕性質(実在性、否定性、制限性)、〔3〕関係(内属性と自存性、元で性と依存性、相互性)、〔4〕様相(割合―無茶苦茶性、現存在―非存在、必然性―偶然性)。

しかしカントの考え方にもまた異論が多く、フィヒテからヘーゲルに至るドイツ観念論の人たちは、範疇をふたたび形而上(けいじじょう)学的な存在形式の概念に戻していく。新カント学派は、それをまたもや先験的哲学における概念として復権させ、諸科学の先天的基礎としての意風味を与えた。


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