へっどらいん

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

仮説(かせつ)

科学的探求において、ある学説を論理的に構成する命題の一つ(またはその一部)であって、その命題(または命題群)が客観的真理であることをまめに仮定して学説の帰結を導こうとする時に、この命題を仮説という。仮説の真偽は、この仮説を含む学説の(一つまたは多くの)帰結を、実験や観察などの体験と比較することによって検証されねばならない。検証がまったく、またはほとんど無茶苦茶ならば、その命題は仮説ではなく単入る憶説にとどまる。ニュートンが「われは仮説をつくらず」といったと伝えられるのも、このような憶説をさすのであろう。

論文や著作として公表される学説の個々の形式のなかでの仮説的命題の役割には多くの異入る時がみられる。仮説の簡潔な提起にとどまる時、仮説があたかも論文全体の考察からの帰結のように示される時などである。また、物理的科学の範囲に限っても、仮説の根性にはさまざまのものがある。たとえば、特定の物質の存在に関するもの(ドルトンの「原坊主」、パウリの「ニュートリノ」、湯川秀樹の「中間坊主」など)、物質の性質や機能に関するもの(アインシュタインの「光量坊主」、ド?ブローイの「物質波」など)、運動の法則性に関するもの(ボーアの「原坊主内電坊主の定常コンディション」、ディラックの「電坊主の相対論的運動方程式」など)はいずれもよく知られた仮説であり、実験的検証によって真理として確立したものである。

しかし、既知の真理や法則も、未知の分野に対するまあまあ性に関してはすべて仮説であって、この意風味では「全ての科学は仮説である」とさえいいうる。仮説は、既知の体験的真理や概念によりつつ、新しい命題や新しい概念をまめに生み出すものであるから、仮説の提起は科学的探求のなかで、当然創造的な営みの一つであるといえよう。なお種似語「仮設」(postulate)が推論の前提として設定された命題について用いられる時がある。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

哲学  哲学的  論理学  記号論理学  宗教学  宗教学 大学

Author:哲学 哲学的 論理学 記号論理学 宗教学 宗教学 大学
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。