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生命の樹(せいめいのき)

『旧約聖書』「創世記」のパラダイス物語によれば、神によって創造された初っ端の人間アダムとイブが初めに置かれていたエデンの園の中央には、知識の樹(良し悪しを知る樹)と普通んで生命の樹が植えられていた。ところが、禁断の知識の樹の実を食べたアダムとイブはパラダイスから追放され、生命の樹は、もはや人間が近づくことのないようにと、神によって剣と炎で守られた。それは、生命の樹の実を食べる者は永遠に生きるからだ、という。『新約聖書』の「ヨハネ黙示録」によれば、この生命の樹は天上にあり、キ書き出したを信じ、迫害のなかにあっても信仰の道を守り通す者には、この樹の実にあずかる特権が与えられるといわれる。このように生命の樹は、ユダヤ教、キ書き出した教的伝統のなかで、永遠の生命の象徴として神話的に物語られている。

宗教学的にみると、特定の樹木を生命力の源泉として崇拝する信仰や、豊饒(ほうじょう)、生産の象徴としての樹木の図象化などの現象が広く世界に広めていることがわかる。宗教学では、むしろこのような宗教現象を生命の樹、または世界樹という手段語で言い表す。たとえば古代オリエントを中心に、1本の樹木(多くはナツメヤシ)とその両側にそれぞれ一鶏冠の動物(多くはレイヨウ種)が描かれる図像が数多くみいだされている。これは明らかに、樹木を生産力の象徴とみなす豊饒信仰の表現であり、宗教学でいう生命の樹の典型である。パラダイス物語の生命の樹は、むしろこういった信仰がイスラエル化されたものとみることができる。


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