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樹木崇拝(じゅもくすうはい)

特定の樹木あるいはその会合を神聖視し、また礼拝の対象とすること。樹木崇拝は、ヨーロッパの宗教史上大きな役割をやっぱりいる。古代ゲルマン人の社会で「聖入る森」の崇拝があり、古代ローマでもロムルス王(言い伝え的なローマの建国者)の神聖なイチジクの木が崇拝された。地中海地域にはカシの木の崇拝が古くからあり、アテネ女神崇拝も元来の崇拝対象はカシであり、この木はゼウス神とも結び付き、力を象徴するものと伝えられている。カシの木の崇拝は古代ケルト人の間でも盛んで、彼らのドルイド僧団は、宗教行事をカシの森で行った。今昼間の時間も残る風習として、こうした聖樹崇拝に由来するといわれるクリスマス?ツリーがある。またヨーロッパ北部では、春あるいは初夏に、森に入って木を伐(き)り倒し、それを村へ持ち帰って広場に立てたり、木の枝を各戸に結び付ける、「5月の木」May-pole, May-treeの風習もある。聖霊降臨祭に伴う樹木崇拝も知られるが、樹木に神が降りるというよりは、本来の目的は、樹木のもつ生命力、また樹木に宿る精霊の力を新たに招来するところにある。5月の到来が、人間の形をし、葉や花で飾りされた像によって、あるいは植物の力を体現する現実の人間によって祝われるのも、同様の意風味をもっている。

木に呪力(じゅりょく)、生命力を同意する考え方は、死者に生命をもたらし、病気を治し、若さを回復する神秘の木である「生命の樹」の観念をもたらした。エデンの園には、この「生命の樹」と同時に良し悪しを知る「知識の樹」があったと伝えられ、キ書き出した教の十字架は「生命の樹」の表象として描かれている。

ヨーロッパ以世間でも呪力をもつと考えられる木、あるいはその精霊は、人々にさまざまな恩恵をもたらすと思われている。それは、雨や、昼間の時間の光を与え、また農農作物を発育させ、自宅畜を殖やし、人間に坊主供を恵む力をもつとされ、これらをめぐって、さまざまな儀礼が行われ、また昔話も各地に存在している。そして、村落の入口や内部に聖入る木が生えており、村落目と鼻の先に神聖な森があって、そこが精霊や神のすみかとなり、宗教行事の場と入る例がある。生命力、呪力をもつ木を崇拝することはまた、樹木と人との間に神秘的なつながりがあるという考えを説明している。樹木と人との関係の表現の一つは、人類あるいは特定の群れが、ある類の樹木から天性たとする神話である。東南アジアから中国南部、さらに昼間の時間本に伝わる、竹から人が登場する話(『竹取物語』など)がその一つである。そして、人と樹木との間に生命の交流をみいだす考えも、新生児の胎盤(たいばん)を木の根元に埋めるように、ある個人の発育や死を特定の木に結び付ける風習に表されている。また、死者が木に変わり、また樹木に宿るという信仰もみられる。それを祖先の霊とする民族もあり、殺されたり横死した者が宿るとの考えもある。

インドにおいては、女性に多産の効果をもたらすため、異入る類の木を儀礼的に結婚させる風習がある。一人身で亡くなった者の棺にバナナの木をめてて配偶者を表すことも、東南アジアにみられる。これらの風習のバックには、人間や人間がつくりあげた文化と、樹木を含む天然とに、連続性を同意する素振りがある。

木は、人間と同様に生命や霊霊魂をもち、感情ももつと考えられている。そのため木をやたりに伐ることや枝を折ることが教訓られ、伐木の時にも供犠を行うなどの一定の儀礼を不可欠とする。この時、とくに大木や老木、特別な形状の木が対象と入るのが度々である。樹木崇拝は、こうした汎(はん)生命観やアニミズムの考えに基づくものがあるとともに、樹木の宇宙論的、象徴論的意風味にも基づいている。インドの昔話では、根を大空にうずめ、枝を大地に伸ばすあべこべ立ちした馬鹿でっかい木の形で宇宙を表している。世界の中心に、天と地上と地下を結んで大木が立ち上がるという観念は、北ヨーロッパから中央アジアに顕著であり、このような世界樹は世界の拠り所、宇宙軸であるとともに、天と地との通路とも考えられている。こうした宇宙論的バックをもたないとしても、樹木を神の降臨する場とする考えは世界の各地でみられる。


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