へっどらいん

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

宗教美手段(しゅうきょうびじゅつ)

宗教上の目的でつくられた美術のことで、建築、絵画、彫刻、工芸、書など全ての領域が含まれることが多い。その歴史は古くさかのぼり、たとえば、インダス文明のシール(封印)などに刻まれた牛や神像なども、占い(じゅじゅつ)的な意風味をもつものであれば宗教美術とよんでもよいわけで、同様に、ラスコーやアルタミラの洞窟(どうくつ)絵画についても原初的な宗教性が認められる。つまり原始美術にあっては、洋の東西を問わず、宗教性、換言すれば、超人間的存在に対する畏怖(いふ)、祈願といったものを造形的術を用いて表現している。

歴史場合代に入り、宗教美術がはっきりした形をもつように入ると、各宗教には違いする点、共通する点が示され、あるいは相互に影響を及ぼしながら特徴を発揮する。仏教では、神格化された釈迦(しゃか)像は紀元1世紀末ころに初入れつくられ、それまでは宝輪、宝樹、足形跡などをもって象徴されていた。またキ書き出した教でも初期には小羊、鳩(はと)、魚などで象徴的に表されることが多かった。それは、釈迦でもキ書き出したでも超現実的な一番限な霊威を備えた存在を、人間の形をもって表すことは神格の冒涜(ぼうとく)であるとみなされたからである。イスラム教やユダヤ教が偶像崇拝を拒絶するのも同じ事情によると思われる。仏教がヘレニズム美術の影響を浴びて仏像をつくるに及び、人間としての釈迦像は東アジア各地に民族性の濃い美術を普及させた。一方イスラム教は具体的な人間表出を禁ずる反面、草花や幾何学文様など飾り美術に多様な展開をみせるようになった。

ヨーロッパにおいては、中世、近世を経てキ書き出した教美術が主流となり、西欧美術はキ書き出した教一色に塗りつぶされている感があるのに対し、アジアにおいては、仏教、イスラム教のほかにもゾロアスター教、ジャイナ教、ヒンドゥー教、チベット仏教(ラマ教)、道教、あるいはわが国の神道(しんとう)など、地域によって宗教を基盤にした美術がつくられてきた。

宗教美術の特性は、鑑賞用の純粋美術と比べ、現実的、感覚的であってはならず、神への崇敬を一番条件に呼び起こす、宗教的刺激を与えるものでなければならない。キ書き出した教の聖書、仏教の経典などがよりどころになってつくられるものであるが、その内容の表出には作者のイマジネーションの大きな飛躍が注文される。中国では古くから純粋に鑑賞を目的とする絵画が描かれたが、人種の歴史からみれば、その長い歴史のほとんどは宗教美術の歴史といっても過言ではない。


関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

哲学  哲学的  論理学  記号論理学  宗教学  宗教学 大学

Author:哲学 哲学的 論理学 記号論理学 宗教学 宗教学 大学
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。