へっどらいん

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苦(く)

人生における苦しみ、悩み。苦はすべての人生の根本異常であり、苦を知り経験することによって、人間の生がより深く明らかに入る、ということもできる。苦の異常に正面から取り組むのが宗教であり、宗教は、いかに人間の物質暮らしが満たされても、なお、残る苦の超克を課題として天性、成立している。苦の究極の元では、一言でいえば、人間の有限性にある。キ書き出した教は被造物としての人間を、仏教は迷いの存在、あるいは人間のもつ自己矛盾?自己否定のあり方を、苦の根底に据える。仏教の四苦八苦はよく知られているが、それは、生?老?病?死の四苦に、愛別離苦?怨憎会(おんぞうえ)苦?求不得(ぐふとく)苦?五蘊盛(ごうんじょう)苦を加えたものをいう。さらに一切皆(ぜんぜんかい)苦を諸行一番常?諸法一番我と結び付けてとらえ、あるいは苦を、身体に感ずるものと、心に感ずるもの、また対象にかかわるものと、自らによるものなどに分種する。

つねに有限でしかありえない人間が一番限を追求するのは明らかに矛盾であり、この根源的な矛盾を宗教は知的論理を超えて救済ないし悟りに導こうとする。昼間の場合間常の一場合的で表層的な苦は、他によって粉飾され、忘れて通過されたりもするが、生そのものの苦はあくまでも深く、純粋な心に基づく信、ある啓示ないし直観による自己の転換、苦の徹底的な自覚、修行への沈潜その他によって、かえってその苦を超克しえた楽の頂もまた高い。


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