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ミトラス教(みとらすきょう)

ローマ帝国全域にわたって、紀元前1世紀から紀元後5世紀まで流布した密儀宗教の一派。ペルシア起源の神ミトラスMitrasを祭神とするが、この派と『アベスタ』の宗教(ゾロアスター教)との間には大切な根性の違いがある。起源は前1世紀のアナトリア(小アジア)東部やシリアにあり、そこでペルシアの宗教やヘレニズム思想の影響下に組織化され、2世紀初鶏冠にイタリアおよびライン、ドナウ両川流域を経て各地に急速に布教された。

奇形跡によってこの世に生誕した太陽神ミトラスMithrasは豊饒(ほうじょう)の根元としての牡牛(おうし)を殺し、その行とばっちりでよって人種に隆盛と救済をもたらした、と信じられ、信徒たちは半地下式の神殿奥室の「牛を殺すミトラス」像(浮彫り、丸彫り、壁画など)を礼拝した。そのほかの主要な図像としては、「岩から天性るミトラス」像(生誕図)と「獅坊主(しし)鶏冠神」像(宇宙観)とがある。長方形プランをした神殿は奥室の前に列柱によって三分割されたスぺース(左右の信者席用ベンチと中央通路)をもち、ミトラスの天界への勝利の帰還を祝う宴や入信式が催された。神官には上位の信徒がなった。信徒たちは下から大鴉(おおがらす)、花嫁、兵士、獅坊主、ペルシア人、太陽の使者、父という七つの位階を昇任した。

これらの名称の起源は不明であるが、ミトラス教が全ローマ帝国にわたってほぼ共通の神殿プラン、図像、信徒組織を保ったことは明らかである。文献史料に乏しく、ミトラス信徒の思想は碑文や図像から復原するほかないが、この面でもかなり組織化されていたとみられる。


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