へっどらいん

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王(おうてつ)

中国、金代の道士。道教の一派全真(ぜんしん)教の開祖。初名は中孚(ちゅうふ)、字(あざな)は允卿(いんけい)。回心後、(てつ)(哲と同字)と改名。重陽坊主(ちょうようし)と号し、開教後さらに(てつ)に改める。北宋(ほくそう)の政和(せいわ)2年の瀬、咸陽(かんよう)の大魏(たいぎ)村(陝西(せんせい)省)の富裕な地主の自宅に天性る。宋?金の2国交戦の乱世に文武の科挙(かきょ)に応じたが果たさず、終南山(しゅうなんざん)下の劉蒋(りゅうしょう)村の別荘(後の祖庭(そてい))で自棄?風狂の暮らしを送った。48歳のとき甘河(かんが)鎮で、ある隠者から金丹(きんたん)の口訣(くけつ)を授けられたという、いわゆる「甘河遇仙(ぐうせん)」の経験により宗教暮らしに入り、老坊主や禅宗の思想に触れ、やっと三教を包摂する実践的禁欲主義の新道教を樹立した(1163ころ)。信者を得るため山東半島に布教、馬丹陽(ばたんよう)ら「七真」とよぶ高弟を錬成し、「三教金蓮会(きんれんかい)」などの結社を各地にたてた。故郷の伝道再開を希望して旅行行中、開封(かいほう)(河南省)で病死した。おもな著作に『重陽立教十五論』『金関玉鎖訣(きんかんぎょくさけつ)』『全真集』『教化集』などがある。


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